学校情報化支援サイト e-ict.info 情報教材 ウェブマガジン  
 

1学校でバーコード
2目からウロコの評価法 
3単採点マークシート
4
表計算ソフトを重視します@
5
表計算ソフトを重視しますA
6
グラフで学ぶ情報の特性
7問題解決も表計算ソフトで
8生徒保護者の携帯を活用
9学校開放講座について
10PC教室の配置は ?@

11PC教室の配置は ?A
12
そもそも学校情報化とは
13センター入試と「情報」
14ワンクリック請求体験コンテンツ
15生徒用PCの設定は?
   
16Office2007で困 りそう
17他教科との連動教材

18他教科 から素材をもらう
19発信者により同情報が違う例
20マークシート結果 でS-P表

 
21教科情報でプログラムを教える@
22情報でプログラムを教えるA

23重要なデータを入力するとき
  (社保庁問題に寄せて)

 

センター入試模試
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マークシート作成、採点プログラム


   

23.重要なデータを入力するとき(「社保庁問題」に寄せて)

 学校で扱う個人情報は、質と量のいずれにおいてもけた外れに大きいものです。

 ざっと上げて見ましょう。

 生徒個々の基本情報(住所・性別・氏名・生年月日・電話番号)はもとより、高校生なら入学試験での中学内申点や学力検査の点数、在学中のすべての成績、取得した資格、病歴や健康状態、出席状況、身長体重などの体位、心電図や血液検査の結果、運動能力、交友関係、家族の氏名、家族状況、通学経路、部活動、趣味特技、癖、顔写真、授業料納入状況、
...次々と出てきます。

 最近はどこの学校でも、これらの情報が各部署(分掌や学年、担任)によって電子化され、必要に応じて利用されていると思います。

 こういった情報の扱いについては学校ごとの規則や教育委員会の指導によって厳しく管理されているはずですが、ときたま店舗等の駐車場にとめた車からPC本体や記録媒体 が盗難される事件が報道されるのは残念なことです。

 一方で、学校で扱う個人電子情報の信憑性はいかがでしょうか。意図的な(内申書等の)改ざん事件は大きく取り上げられたものの、データの入力時や加工時のミスがマスコミによって取り上げられたという記憶はわずかです。私の30年間の教師生活においても、ミスはあったとしても何らかの経緯を経て必ず 入力後程なく修正されて来たものです。

 入力のミスは、学校現場では比較的発生しにくいと思います。

 その理由はおおよそ以下の各点によるものと考えられます。

 
 @ほとんどの情報が原則として生徒本人や保護者に開示される。

 A在学保証書、指導要録、成績一覧表、出席一覧表、内申書といった『紙媒 
  体』によって一定期間の保管が義務付けられている。

 B年度始めに担当教員が替わり、情報の引き継ぎと点検が行われる。

 C入学試験の点数や選考資料は非公開のものが多いが、これらのデータの
  入力にあたっては、「データを読み上げる人と入力を行う人」のほかに「正しく
  読み上げられているかを監視する人と、ディスプレイを目視し入力に誤りが
  ないかどうか監視する人」と合わせて4名で行う。その後、入力したデータを
  プリントアウトし元帳と読み合わせるなど、細心の注意を払った処理を行う。
 

 

 ところで、社会保険庁による年金データの電子化作業においてはどのような注意がなされていたのでしょうか。 上記@〜Cとの比較を試みます。

 @いわゆる「申請主義」ということで、被保険者が求めなくては開示されない。
  (ちなみに、数年前に地元の社会保険事務所に行って開示を求めたことがありましたが、
   「共済年金加入者は勤め先で確認してください」と言われ、そのまま帰りました...。)

 A紙媒体(納入原本)は入力終了後に当時の社会保険庁によって破棄された。

 B人事異動時の情報の引き継ぎのありかたについては不明。

 C上記Cほど慎重に入力を行ったということはなさそう。(具体的な電子化作業の方法は報
  道されていないですが、もし4人で入力をしていたなら「コウノ」か「カワノ」か疑問が起こり、
  必ず確認していただろうと推測できますから。)


 「いまさら感」がありますがマーフィーの法則です...

 ・失敗する可能性のあるものは、失敗する。

 ・何でも長期間持っていると、捨てやすくなる。捨てるとすぐに必要になる。

 ・コンピュータは信頼できないが、人間はもっと信頼できない。


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