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                             他教科との連動教材 
                         ある高校「生物」の教科書に『メンデルの法則の模擬交配実験』という発展教材が掲載されていました。 
                         内容は単純で、遺伝子に見立てた2枚のコインを多数回机上にころがし、{裏,裏}:{その他}の数を数えてみるというものです。 
                         ご存知のとおりメンデルの法則は、エンドウマメの種子にしわのあるものとないものなど、植物の形質についての、1回の試行に1年かかる気長な実験です。 
                         しわのないものとあるものを交配し翌年収穫されたものからしわのないもののみを選択し、その種子をさらに翌年育てるとしわのないものとあるものが3:1の割合になったということでした。そのことがのちの遺伝子の発見に結びついているというわけです。 
                         生物でこの単元を扱った直後に情報ではちょうどシミュレーションに入ったので、上記の模擬交配実験をPC上で行わせて見ました。下記のとおりです。 
                         
 
                         これを2千行になるまでコピーし、上のワークシート中の[A]:[a]がおおむね3:1となることを確認させます。 
                         数十回の試行では3:1からはほど遠い結果がえられる場合も多く、メンデルが行った作業の苦労がわかります。(下図はその参考資料です。)  
                         
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