
センター入試と情報
大学入試センター試験の数学には「情報関係基礎」という科目があります。
対象とするのは商業科や工業科などで情報関係科目を学んだ受験生ということで、普通教科「情報」とは直接の関係はないようです。
(大学入試センターH18:
http://www.dnc.ac.jp/old_data/exam_repo/18/sugaku.html)
しかしH18・19年の問題を見ると、インターネットの基礎,表計算,簡単な情報数理(2進数など),アルゴリズム等が出題されており、普通教科の情報Bを一通り学んだ者ならそれほど難しくない内容となっています。
日本教育工学協会長(山西潤一氏)の見解でも『教科「情報」を意識した、適切な問題であると思われる』とH18年の問題に対して述べられています。
情報系学科以外でも、国立大学の教育系学部でこの科目を数学Uに替えて受験できるところがあり、これからの受験生の皆さんも受験
を検討してはいかがでしょうか。
難点は今のところ適切な参考書や問題集がほとんど無いということです。
したがって、受験生にとっては高校での教師による指導の質や量の高さが重要な要素となります。
参考までに、H18年センター入試の「情報関係基礎」で出題されたアルゴリズム問題の「ライフゲーム」のシミュレーター(フリーソフト)を下記で配布しています。
授業で使っていただけたら幸いです。
ライフゲームシミュレーターVer1.00ダウンロード(Vectorから)
|