
7.問題解決も表計算ソフトで
1・2学期の成績が出て、残る3ヶ月で学年評価が決まるわけですが、そこで考えたのが「学年評価向上計画立案」をテーマにした授業。次のように問題解決の手順に則って考えさせます。→配布資料(Word)
このような授業を通して問題解決のプロセスの意義を理解させることができます。
(授業のあらまし)
@問題の明確化:
学年成績を最良のものとするために効率の高い学習計画を立案する。
重点科目をしぼり、計画立案上の参考にする。
まずは、目標点を決める。 等々
A情報の収集:
学年成績は1〜3学期の成績からどのように求められているのかを先生から教えてもらう。
自分の1・2学期の成績を列挙する。
※学年成績は各学期の成績(10段階評価)を6で割った値を四捨五入して得られると、ある先生が教えてくれ
たということで授業を進めます。
B情報の分析・加工:Aさんの場合を例にしてシミュレーションを実行
【シミュレーション 1】
Aさんの学期評価がオール10のときに得られる学年成績を試算する。
【シミュレーション 2】
前のシミュレーション1で試算した学年成績を目標としたときに、取るべき3学期成績の最小値を求める。
C解決策の検討:シミュレーションの結果、重点科目や学習時間の配分方法が見えてくる。
【結論の例】下図のどちらでも学年評価はまったく同じになる。(右は「最低目標点」と位置付けられる。)

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